こんにちは!
いよいよ東京パラリンピックが開幕しました!
その中でも車椅子バスケは盛り上がる競技の一つですね!
簡単に車椅子バスケのルールをまとめましたので参考にしてください!🏀
車椅子バスケ/東京2020パラリンピックを観戦する方はこちら。
目次
結論から言うと、通常のバスケと基本的なルールや規定は大きく違いません。
試合は1チーム5人ずつの選手が出場。
コートのサイズやボールの大きさも通常のバスケと同じものを使用します。
また、得点に関しても、スリーポイントラインより内側のショットによるゴールは2点、外側のショットによるゴールは3点、フリースローによるゴールは1点と通常のバスケと同様で、通常のバスケのルールを知っていれば基本的に観戦を楽しむことができます。
ただ「車いすを使う」、「障がいのある選手がプレーをする」ということから、通常のバスケとは大きく違うルールがいくつ設定されているので、ご紹介していきます。
試合時間は10分間を4回繰り返す合計40分です。
車いすバスケ特有のルールとして、「ダブルドリブル」がありません。
ダブルドリブルとは、ドリブルを一旦終えた後、もう一度ドリブルをしてはならないというルールです。
例えば、両手でボールをついたり、ボールをすくいあげるようなドリブル、ドリブルして足にボールがあたって転がったボールでドリブルを再開したりすると反則となります。
車いすバスケではダブルドリブルの反則がないため、ドリブルしてボールを持ち、またドリブルをすることを何度も繰り返すことができます。
その代わりに車いすバスケでは独自のトラベリングの規定が定められています。
車いすバスケではボールを保持した状態で車いすを漕げるのは2回までと定められています。
また、車いすバスケではドリブルをしている最中や、ボールを保持している最中に転倒する場面が多くあります。そのような際にはヴァイオレーションとして相手ボールのスローインから試合が再開されるルールになっています。
これも車椅子バスケ独自のルールです。
シュートやドリブルなどのプレーの際にも、お尻が車椅子から離れてしまうと「バイオレーション」の反則になってしまいます。
ですので車いすバスケでは、お尻が車椅子から離れないようにパスやシュート、通常のバスケでは全身を使って行う動作も上半身のみで行わなければならないため、かなりの筋力が必要となります。
車いすバスケでは障がいのレベルによるクラス分け制度がルールとして定められており、障がいの度合いによって選手は点数がつけられています。
選手には各々障がいレベルの重い順から1.0~4.5の持ち点が定められており、コート上の5人の持ち点の合計は14を超えてはいけません。
腹筋・背筋の機能が無く座位バランスがとれない為、背もたれから離れたプレイができない選手は1.0など、各項目とても細かく規定されています。
このルールは障がいの重い選手も軽い選手も等しく出場機会を与えられるようにという目的でも定められています。
持ち点を超えないようにどのようなメンバー構成にするのか、誰にどのような役割を任せるかなど、通常のバスケとは違う駆け引きや戦略を楽しむことができます。
通常のバスケとは違い接触が多いです。
会場では車椅子と車椅子がぶつかる音が激しく、すさまじい迫力です。
これは車椅子は急に止まったり、方向転換ができないためです。
しかし、ファウルの判断基準については通常のバスケットボールとそこまで大きく違いはありません。
ディフェンスは原則として相手選手が方向転換する時間や距離を保った正当なポジションで守る必要があります。
相手の進行方向に急に割り込むなど、オフェンスに回避する余地を与えなかった場合はディフェンスファウルとなります。
反対に、ディフェンスが正当なポジションに入った状態でオフェンスがそこにぶつかってくればオフェンスファウルとなります。
このように車いすバスケのファウルに関するルールは通常のバスケとほとんど同じものになっています。
今回は車椅子バスケの独自のルールをご紹介しました。
通常のバスケとは違い、車椅子どうしのぶつかりあいや、車椅子だからこそみれる華麗なプレーなど、また違った面白さがあります。
パラリンピックが開幕しましたので、みなさんでぜひ応援しましょう!
気になった人はぜひ試合を観戦してみてください!